平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
ボックス・ワンは2019年4月21日に設立30周年を迎えます。
今日まで長い間支援を賜りましたお客さま、協力企業の皆さまをはじめ、私たちを支えていただきました多くの方々に心より感謝を申し上げます。

ボックス・ワンは、株式会社フジヤの子会社として平成元年(1989年)4月に江東区の東砂で誕生しました。この年は消費税(3%)の始まった年でもあり、隣の中国では天安門事件、そしてベルリンの壁の崩壊などと世界中で民主化の運動が盛んな時代でもありました。
その頃の展示会場と言えば晴海見本市会場が主な施工現場であり、その後、幕張メッセ、パシフィコ横浜そして東京ビッグサイトが登場してきます。ボックス・ワンは、最初の10年間はフジヤからの仕事を主に受注し、和装関連とシステム関連の二つの分野で業務を行っておりました。和装関連の仕事は時代の流れとともに減少し、2016年には完全にその業務から撤退をいたしました。

一方、システム関連の仕事は設立当初から海外の主催者がきっかけでドイツのオクタノルムシステムをいち早く導入することになります。その後はそれらのシステム部材を武器にその後も小間装飾から基礎工事へと幅広く展開することになります。年々システム部材の量は増えて行く一方で、300㎡から始まった浦安の資材倉庫はその14年後の2003年に千葉県八街市に土地を購入し、4900㎡の自社倉庫を建てるまでにシステム資材の保有量を急激に伸ばしていくことになります。
その4年後の2007年に小岩に現在の自社ビルを購入。また、その2年後には木工制作の株式会社フォルムズを子会社として立ち上げ、自社木工制作所として活動していきます。

当初、11人でスタートしたボックス・ワンは、今では70人規模の会社になりました。
30年の道のりは瞬く間に過ぎてしまい、新しい世代が次の40周年、50周年を目指すことになると思います。
本年度のスローガン『30年分の「感謝」をいつも心に。切り拓くボックス・ワンの新時代。』に現される通り、今後も感謝の気持ちを忘れずに仕事に情熱や誇りを持って新時代を築ける会社にして行きたいと思います。

 

~最後に~

東京オリンピック・パラリンピックの施設利用問題にもあるように、日本の展示会業界は他の先進国と比べてもその地位が低く、また、日本の他の業種に比べても認知度や理解度が十分でないと感じます。
ボックス・ワンは将来、私達のいるこの業界の地位を向上させることに努力し、賃金を引上げ、残業を無くし、社員とその家族がより安心して暮らせる環境作りを目指して行くことを付け加えておきます。

 

平成31年4月1日

株式会社ボックス・ワン
代表取締役 豊田悦夫